夏はシャワーだけで済ませるという方、多いですよね。
暑いし、すぐに汗をかくし、なんとなく湯船は遠ざかりがち。
【副交感神経を優位にする、“温熱刺激”の力】
湯船につかると体が芯から温まり、血流が良くなります。
これは多くの人が実感する効果ですが、
実はそれだけではなく、
自律神経のバランスにも大きく関わってきます。
温かいお湯(38〜40℃くらい)に浸かると、
交感神経(緊張・活動)から副交感神経(リラックス)へと切り替わりやすくなり、
脈がゆっくりになり、呼吸が深くなっていきます。
この“自律神経のスイッチ切り替え”が、心身をゆるめるカギなんです。
【夏こそ冷えている、現代人の体】
エアコン、冷たい飲み物、薄着。
夏の生活は意外と“内側が冷える”環境です。
内臓が冷えると、血流が悪くなり、疲れやすくなったり、
肩こり・頭痛・むくみ・だるさといった不調につながることもあります。
また、冷えによって骨盤内の血流も悪くなり、
生理痛や腰の重さ、内臓疲労にも関係してきます。
【整体と同じ、“ゆるめる時間”をお風呂でも】
整体の施術では、筋肉の緊張をほどきながら、
副交感神経を優位に導くことで「ふぅ〜」と全身がゆるんでいきます。
湯船につかることは、まさにそれと同じことを自宅でできる方法です。
気持ちいい温度のお湯に浸かって
スマホを置いて
深呼吸しながら、ただぼーっとする時間を作る
それだけで、交感神経が落ち着き、
頭も体も、そして気持ちまで静まっていきます。
【おすすめの入り方】
湯温は38〜40℃程度のぬるめ(リラックス系)
時間は10〜15分程度でもOK
寝る1〜2時間前がおすすめ
入浴中は深呼吸を意識して、スマホを持ち込まない
【まとめ】
湯船に浸かることで、
冷えた体をあたためるだけでなく、
自律神経が整い、呼吸が深まり、
気づかないうちにこわばっていた心と体が、少しずつゆるんでいきます。
忙しい毎日だからこそ、
1日の終わりに「湯につかる」という時間を、
“自分をいたわる習慣”として取り入れてみてください。
今日も一日、おつかれさまでした。
ふぅっと、心がほどけますように。
次回は、内臓の血流を整え、深いリラックスへ導くお腹の施術「チネイザン」についてご紹介します。
“お腹をゆるめる”という、新しい視点をぜひ体感してみてください。